皮革製品のベタつき・ベトベト・張り付きなど、それは合成皮革が原因ではないでしょうか?本革が使われたバッグや財布を購入しても、実は内側に使われているのは「合皮」という事はよくあります。そして、その「合皮」が経年劣化によりベタつきが出て来て使えない!これも良くあるご相談です。このようなお悩みの方向けに当店の修理をご紹介します。
合皮のベタつきは除去出来ない?!
ベタつきだけが取れれば、まだまだ使えると思っている方が多く、どうにかして除去したいとお悩みだと思います。ネットには色々な方法が掲載されてもいますが、「合皮」が劣化して起こるこの現象は一時的に食い止めることが出来たとしても、すぐに再発すると思われます。寿命が来てベタつきが発生しているのです。合皮の劣化は当店では張替えをご提案しております。
財布の内側を張替え
財布の場合、合皮が使われているとすると、小銭入れ部分やポケットの内側が多いです。これをまた合皮に張り替えても何年かすると同じ悩みになってしまいますので、当店では布地に張替えをオススメしております。またベタつきが出る心配もありませんし、長く使えるからですね!
ベタつきのある財布の内張り交換事例
それでは、財布はカルティエになりますが写真で施工事例をご紹介致します。
まずは財布の全体写真です。
次に問題の内側となります。ベタつきで一部剥がれてしまっています。
もう一枚、別のポケットの部分です。
それでは、布地に張替え後の写真です。
もう一枚、別のポケットも張替えです。
如何でしょうか???
黒い財布で上手く見えないかもしれませんが、合皮部分を布地に張替えた事で、財布としての寿命は格段と上がったと思います。合皮のベタつきで悩まされる心配もありませんので、あとは日々のお手入れをしながら大切に使って頂きたいと思います。
財布の内張り交換修理価格
財布の内張り交換ですが、おおよそ3万円前後となります。
少しお高い印象もあると思いますが、内張りを交換するためには、ほぼ全分解して再縫製する必要がありまして、手間暇かかる修理となりますのでご了承ください。
ただ、一度修理してしまえば同じ現象は起こらないので、トータルコストを考えてご検討して頂ければと思います。
それでは、皆様からのご依頼やご相談をお待ちしております。
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