【カルティエ】バッグ内側の劣化（剥がれ・カビ等）｜交換修理

本日はバッグの内側トラブルについて修理案内となります。

ご紹介するバッグはカルティエ（Cartier）です。

バッグの外側は写真のように全く問題ない状態となりますが、内側の物入れ部分が大惨事になっていますので当店にご相談がありました。

バッグ内側の修理前の状況

どのような状態になっているかは下の写真をご覧下さい。

カルティエのロゴ金具が付いている部分は本革が使われていますので問題ありませんが、それより下の部分は素材が合皮となりますので経年劣化や加水分解によりダメージが出ています。

特にマチの部分は破れが広く発生しています。ポケット部分には白いカビっぽいような物も発生しています。

このような状態になった場合、修理としては「内装交換」の1択になります。

内装交換した修理後のバッグ

それでは修理後の内側を写真にてご紹介となります。

内側を布地（シャンタン生地）に交換するとこのような仕上がりになります。

元々のポケットの形状や位置はなるべく忠実に再現しておりますので、今まで通り使い続けられるバッグに蘇ります。

生地色は8色から選べるようにしておりますので、ご依頼時に選択をして頂いております。（今回は焦げ茶の生地になります。）

バッグ内側修理のまとめ

ブランドバッグでも内側に合皮が使われている事は良くある事ですが、合皮は経年劣化によりボロボロになったりべたつきが出るなど様々なトラブルが発生する素材でもあります。

今回のように外側は全く問題ないような場合でも、内側の物入れ部分が劣化してしまうと物を入れる事も出来なくなり、バッグとしての機能が損なわれてしまいますが、当店の内装交換をする事によって再び使えるようになりますので、是非このようなトラブルがある場合は修理をご検討して頂ければと思います。

カルティエのバッグ以外にもこの内装交換は可能となります。参考までに過去の修理事例もご覧下さい。

それでは、カルティエバッグの内装交換修理のご紹介は以上となります。

皆様からのご質問やご依頼をお待ちしております。