バッグの中(内側)や、外ポケットの中がベタベタ!ボロボロ!革(皮)の剥がれ!
このようなトラブルの問い合わせがとても多くあります。でも、これは修理する事が出来ます。そして、もう2度と同じ事にならないようにしてしまいます!
せっかくのバッグですから、末永く使えるようにしてみませんか???
バッグの中のボロボロ原因は合皮!
当店にご依頼、ご相談頂くバッグのベタベタやボロボロの原因はほとんどが合皮素材の加水分解となります。元々合皮素材は耐久年数が短く、経年劣化によるものや、長年クローゼットや押し入れに保管したままで湿気にやられてしまった事が原因です。
日々使っていると適度な乾燥や湿度により起こらない場合もありますが、ちょっとお高いバッグだから、大切な日にしか使わないなんて思っているバッグに限って、いざ使おうと出してみるとバッグの中で革同士がくっついていた、、、そんな経験はありませんか?
このベタベタを何とか出来ないか?
ご依頼・ご相談される方の中には、ベタベタしているだけで見た目は何ともないから、このベタベタを何とかして欲しい!との相談もあります。
これは、まだ軽度な状態ではありますが、今のところそのままの状態で、ベタベタだけをくい止める方法はないと思います。
ネットには市販されているクリーナー等を使ってベタベタがなくなったと書かれている事例もありますが、「その場しのぎ」だと思われます。一度ベタついた状態になれば、既に劣化がかなり進行している状態ですのでくい止めたとしてもすぐにベタベタしてくると思われます。
これが合皮素材の特徴となります。
最近の合皮はかなり進化してきていますが、よくご相談が来るバッグは10年20年前のバッグですので、ベタベタや剥がれが起こりやすいです。
そんな時は内袋交換修理で解決!
当店では、内張交換または内袋交換にて修理を致します。
内張りと内袋の違い
内張交換・・・内側の生地と外側の革を縫い合わせる
内袋交換・・・内側の生地が袋状でバッグの上部のみで縫い合わさっている
この2種類となります。
ご依頼の7割で「内袋交換」を選択されています。
現在のバッグ形状が内張りの場合は構造次第ではありますが内袋に変更できる場合があります。
現在のバッグ形状が内袋の場合は内袋のみ可能となります。
なぜ2度と同じ事が起こらないのか?
冒頭に書きましたが、修理後は2度と同じ事は起こりません!
なぜならば、素材を合皮ではなく布地にしてしまうからです。もしくは本革でも可能です。(※本革にする場合は別途費用となります。)
先ほども書いた通り、原因は素材の合皮にあります。また合皮で張り替えてしまうと、数年後には同じ事が起こってしまいます。当店では、末長く使って頂きたいので、「布地」を推奨しております。
布地は「シャンタン生地」を使用しております。これはバッグや財布の内側に良く使われている素材でして、布地の中でもしっかりとした素材となります。
シャンタン生地の生地色もいくつかの種類を用意しております!
バッグの内装交換修理事例
内装交換するとどのような仕上がりになるのかを写真付きでご紹介を致します。
GUCCIのバッグを内袋交換
それでは、修理事例を写真でご紹介します。
まずは施工前の写真です。
外側はまだまだ状態が良いバッグでした。
これが内側となります。
施工後は布地でキレイになっております。
もう一枚、逆から撮った写真です。内側が2つに分かれているバッグで、一部後依頼主様が取り替えようと剥いだようですが、途中で諦めたそうです。
施工後写真です。こちらもキレイになりました。
如何でしょうか?中を布地にすれば、すっきりしますし、お悩みも解消致します。
既存のポケットやタグも元に戻しております。
GUCCIのバニティバッグ内装交換
こんなバニティバッグでも張替え可能です。合皮以外の部分は元の位置に戻します。
ステファノセレピアンのバッグを内装交換
こちらのバッグも外側はまだまだ綺麗な状態ですが、内側がべたつきや剥がれで使えない状態でした。
内側の合皮部分のみを交換して蘇りましたね。
PRADAバッグの内側を交換
こちらはPRADAのバッグとなります。修理前の状態は内側に亀裂が入りボロボロと剥がれてきてしまう状態です。
このPRADAバッグで1点注意点があります。ブランドタグが付いていますが、こちらも合皮素材で作られているタグになります。
下の写真では内装交換してタグを移植していますが、分解する際にボロボロになってしまうと移植は出来なくなってしまいます。また、移植したとしてもタグは合皮で劣化してきてしまいますので、内部が汚れたくない方は移植しないのも綺麗さを保つ方法です。
ルイヴィトンバッグの内側を交換
こちらはルイヴィトンのプチ・バケットになります。バケツ型のショルダーバッグで収容力もあり人気のバッグですが、内側が合皮で作られています。
こちらも経年劣化が起こるとボロボロになってしまいますが、張替え修理を行えば使えるバッグに生まれ変わります。
ヌメ革部分はそのまま使っています。
その他にもブログ内で紹介しておりますので合わせてご覧下さい。
内側も修理したいけれど、外側の革も色落ちや色褪せで直したい方も一緒にご依頼可能となります。
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バッグの内袋交換修理価格
当店では、バッグ本体の大きさ(一番広い部分で縦と横とマチの長さ)で修理価格が決定致します。
40センチ未満 Sサイズ
40センチ以上70センチ未満 Mサイズ
70センチ以上100センチ未満 Lサイズ
ちなみに今回ご紹介したGUCCIの茶色バッグは縦横マチの合計長さが40センチ以上70センチ未満の為、Mサイズとなります。
【内袋交換修理価格(布地)】
Sサイズ:14,300円
Mサイズ :22,000円
Lサイズ :25,300円
内側のポケットやファスナー付きポケットを含んだ価格(3ヶ所まで)となりますが、形状や装飾品等によりオプションが必要になる場合もあります。
ポケットの増減も可能です!
ちなみに内張り交換ですと、
Sサイズ:18,700円
Mサイズ:27,500円
Lサイズ:30,800円
となります。
(※上記価格は全て税込みとなります)
内側ではなく、外側にもポケットがある場合は同時に修理であればプラス5,500円/1ヶ所となります。
ご自身のバッグの大きさを測って頂き、どのサイズになるか確認してみて下さい。
ご依頼やご質問は下記ボタンをクリックして頂ければLINE・メール・お問い合わせフォーム・電話について記載しております。
お待ちしております!