高価なブランドバッグでもよく起こるトラブル。
それが内側の剥がれやベタつきです。
大切に購入時の箱に入れて保管しておいたのに、いざ使おうとすると内側がベタベタだったり、触るとボロボロ剥がれてしまったり、、、。
多少のトラブルならまだしも、この状態になるとバッグとしての機能がない状態で使うことすら出来ません。
今回は、バッグ内側トラブルの原因と対策について書きたいと思います。
バッグ内側のベタつき。その原因は?
全てのバッグで起こる訳ではなく、ベタつきや剥がれが起こるのは内側の素材が「合皮」となります。
まさか、あんなに高かったバッグに合皮が使われてるの?
と思われる方もいると思いますが、かなりの確率で合皮は使われています。ルイヴィトン・シャネル・グッチなど、皆さんが知っている高級ブランドでも使われております。
合皮は人工的に作られた物で、本革に似せた素材となります。
種類も豊富ですし、価格も安く、扱いやすいのが特徴ですが、
寿命が短く、作られた時から劣化が始まっていると言われています。
寿命が近づくと、表面が剥がれてきたり、ベタベタしてきたりします。
使っていないから劣化しない訳ではなく、使っていても使わなくても劣化するのがポイントです。
なぜベタつきや剥がれが発生するのか?
これは合皮の製造過程の中で接着剤が使われていたり、ウレタン樹脂が使われているのが大きな要因となります。
合皮のベースは不織布や織布となり、いわゆる布地です。そこに接着剤を塗り樹脂やウレタン樹脂等を乗せて表面を作ります。
接着剤が劣化したり、表面のウレタンが水分と化学反応を起こして加水分解と言う劣化を招くとトラブルが発生する事になります。
最近の合皮は精度が良くなってきているようですが、100%劣化しない合皮はないかと思います。
内側が合皮のバッグを長持ちさせる対策
前文でも書きましたが、作られた時から劣化する素材ですので、劇的に効果がある対策はないですが、ポイントとして水分を避ける事は重要になります。
単純に「水」なのですが、汗や湿気も含まれます。
大切に保管していると、ビニールや箱に入れたまま長い間放置されていると思いますが、高温多湿の日本では湿気でやられてしまいます。
月に1〜2回程度は出して、乾拭きして日陰干しする事で多少なりとも寿命は延びると思います。
トラブルが起きた時は張替えで復活!
どれだけ手入れをしても、やはりトラブルはいづれ起こってしまいます。
そんな時は諦めずに当店へご相談下さい。
バッグの内側を張り替える事によって、また使えるバッグになり、2度とトラブルが起こらなくなります。
こんな状態のバッグでも、
張り替える事によりキレイになります。
さらには、使いづらい間仕切りポケットも外して、スマホ用ポケットを追加しております。
2度とトラブルが起こらない訳は、裏地を合皮からシャンタン地へ変更する為です。しっかりした布地なので、裏地としては最適な素材となります。
バッグ内側のベタつきや剥がれでお悩みの方は是非お問い合わせ下さい。
裏地交換すれば、長く愛用する事が出来ますよ!