ライダースジャケットのメンテナンスはしていますでしょうか?
バイク乗りの方は、いつも同じ方面へツーリングに行っていると、紫外線により片側だけ色落ちするなんて事もあるそうですね。
それは特殊な例ではありますが、下記のようなお悩みは多くお問い合わせがあります。
- 片側だけ色落ちしてしまった
- 全体的に色落ちや色あせが目立つ
- カビが生えてしまった
- 色の好みが変わり、色変えしたい
- 雨に濡れてシミが消えない
などなど。
このようなお悩みはもう一度色付けをしてあげる事で解決致します。
色付け(染め直し)とは?
革製品は本来色付けされた革を使って作られています。
ですので、もう一度同じ色を作り、革に着色をしてあげる事で色・ツヤ感を復元して、状態を良くしていきます。
もちろんただ着色するだけではなく、傷埋めや表面を整える処理もしております。
ただ単に市販されているようなラッカーなどで色を乗せているような処理とはまるで仕上がりが違います。
違う色にも変えられる?
違う色にも変える事は可能ですが、縫製を外しての修理や染料に漬け込んで色付けしている訳ではないので、スプレーガンや刷毛では色付け出来ない場所もあります。その点はご了承下さい。(基本的に見える部分は問題ありません。)
また、色付けは下地の色に影響されますので、淡い色から濃い色にする事が基本です。濃い色から淡い色への変更はオススメ出来ません。
ライダースジャケットの色変え修理
今回ご紹介するのはライダースジャケットの色変え修理となります。
ベージュ系の色からお客様のご希望色(こげ茶)への変更ですが、カラーサンプルも一緒に発送して頂いて、その色に合わせて色付けを行います。
まずは前面の写真となります。
最後にサンプルとの比較写真となります。黄色のテープが貼ってある方が希望色です。
写真写りがイマイチで全体的に黒っぽく見えていますが、こげ茶のような色でした。
色変えはもちろんですが、柔らかい素材のライダースジャケットでしたので、質感も極力損なわないようにしております。
修理後のメンテナンスは?
修理後のメンテナンスですが、基本的に修理品が届いてから直ぐに行う事は特にありません。
修理後はしっかりとクリーニングやオイルメンテナンスをしてある状態ですので、水や油分が着かないように注意して下さい。
オイルやクリーナーでお手入れするのは修理後1ヶ月以上経過してからが望ましいです。
染め直し修理したからと言って、扱い方が変わる等はありませんので、今まで通りに通りにお使い頂ければと思います。
それでは、本日はここまでです。
ありがとうございました。