黒い財布って汚れも目立たないから愛用していますと言う方も多いと思いますが、使っていると黒さが薄れてきて白ボケっぽくなって来た事はないでしょうか?
確かに他の色に比べると色落ちや色褪せは目立たないイメージもあるかと思いますが、やっぱり黒い革財布でも劣化を感じさせるような退色が分かります。
そんな財布をお持ちの方へ当店メンテナンスのご紹介です。
黒い革財布が白っぽくなる!色落ち?汚れ?
白っぽくみえるのはいくつか可能性があります。
- 色落ち(退色)
- カビ
- 全体的なスレ傷
元々真っ黒な革はまずありませんので、革製品の多くは着色されて財布やバッグになっております。色を入れる工程は何パターンもありますが、やはりいづれは色落ちしてしまう為、購入時の取扱説明書などにも「色は落ちる」と明記されているかと思います。
特に紫外線での色落ちなどは気を付けても防げる現象ではありませんので、長く使いたい場合は補色修理等のメンテナンスが必要となります。
カビについては雨の日に使用したりと革に水分を含み、そのまま放置しているといづれカビが表面上に発生しますので、全体的に白っぽくなるよりかは部分的に白っぽくなる為、判断が付きやすいかと思います。
ただ、革財布など革にとってカビは完全に除去する事が困難です。理由としては、革はそれなりに厚みがあり財布やバッグなどでは目に見える部分しか対応が出来ない為、表地と裏地の間などはメンテナンスをする事が出来ません。その為、表面上のカビを除去出来たとしても内部はそのままとなりカビの温床は残ってしまいます。
これがカビの再発となってしまうのです!ですので、是非気を付けて下さいね。
色落ちした財布は自分で補色や色を付ける事は可能?
状況が酷くなければご自身のメンテナンスで補色する事は可能と思います。
そのような方向けにメンテナンスキットなども販売されております。
ただ、やはり失敗する可能性も高く、色ムラになったりべたつきがでてしまうなどのリスクがあります。
大切にしている財布だからこそ、当店のような専門店にお任せする方がより綺麗に仕上げられると思います。
財布の色落ち修理をご紹介します
それでは当店での財布色落ち修理をご紹介となります。
財布の状態としては全体的に白ボケたような感じがあるのと、角スレや酷い場所は破れにまでなっていました。
破れた部分は傷埋め補修をして見た目を良くしております。
まずは修理前の状況です。財布とキーケースがありますが、どちらもシャネルのカメリアです!
こんな感じです。元々の黒は薄れて角は結構なダメージです。
次に修理後の写真となります。同じ角度でない写真もありますが、、、。
如何でしょうか?
今回特に角スレが酷い状態でしたので、メインは角や縁の傷埋めでしたが、表面も白っぽさを良くする為に補色を行っております。
シャネルカメリアの財布修理は別の色ではありますが、こちらもご参考にどうぞ!
革財布の色落ちであれば修理は可能?
全て修理出来るかはご相談を頂いて回答になりますが、修理出来る可能性は高いと思います。捨てようか迷っている方は、一度ご相談・お見積りをしてから検討して頂ければと思います。
勿論、今回はシャネルのカメリア財布でしたが、他のブランドやラインでも修理出来る物は沢山あります。
色落ちや色褪せの修理事例はこちらも合わせてご覧下さい。
是非、思い出の品やプレゼントで大切にしている品など、まだまだ愛用してみませんか?