財布を水溜りに落としてしまった!!!
そんな経験ありませんか?
雨水は不純物が多く含まれていますので、乾かしたとしても輪染みが残る事があります。
今回ご依頼のお財布も、蓋裏の部分(左上付近)に輪染みと思われる跡がくっきりと残ってしまっています。幸い表面にはほとんど残らなかったようですが、若干経年劣化や使用感による色落ちがありましたので、お客様のご希望により全体修理となります。
エルメスドゴン財布の修理内容
今回のご依頼内容ですが、
- 財布表面の補色
- 財布内側の輪染み補修
- オプションとしてステッチ残し
- 蓋が柔らかい為、使い易く芯材補強
この4点となります。
芯材補強については写真では分かりませんが、この財布自体がとても柔らかい素材でして、お客様としてはもう少ししっかりすると使い易くなるとの事で、蓋部分に芯材を入れる事になりました。
ただ、芯材を全体に入れてしまうと折り曲がる部分等に負荷がかかり、破れやシワが出る可能性がありますので、縁周りのみ芯材を入れる補強をしております。
エルメス財布の修理事例
それでは、修理前後を写真にてご紹介となります。
まずは修理前の状態です。
蓋裏部分については一番最初の写真となります。
続きまして、財布修理後の写真となります。
店舗移転した為、撮影場所や明るさが違い、修理後の写真が濃く写っています。実際は同色での修理となりますので、ほぼ同じ色で仕上がっております。
また、今回はオプションのステッチ残しとなりますので、糸目の色は変わっておりません。ステッチ残しをしなければ、修理価格が安くなりますが、糸目の色が革色と同じ感じに染まります。
写真の写りが悪く申し訳ありませんが、蓋裏の輪染みも全く分からなくなりました。
以上でエルメスドゴン財布修理のご紹介は終わりとなります。
同じようなお悩みでも、違うお悩みでもお気軽にお問い合わせ頂ければ、出来る限りのご提案を致します。
お待ちしております!