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【エルメス】エブリンの修理|破れ補修と補色事例

エルメスエブリン修理前_1

Hマークが印象的なエルメスバッグの修理をご紹介となります。

まずはバッグ情報を簡単にお伝えしますが、

【ブランド名】エルメス

【バッグ名】エブリン

【ご相談内容】底角のスレや破れ、全体的な色あせ・色落ち、ショルダーベルトがボロボロなので交換希望

となります。

バッグを見てのご提案内容

当店でバッグを見ての修理ご提案内容ですが、バッグは大きく3個のパーツがあります。

・黒い革部分

・縁周りの茶色い革部分

・ショルダーベルト

です。

まず黒い革の部分は「色あせ・色落ち」となります。この部分はリカラー(補色)修理で問題なく綺麗になるレベルです。

次に縁周りの茶色い革部分は「スレ・破れ」となります。スレ傷程度であれば黒い革部分同様にリカラーで良いですが、今回は破れもありましたので交換した方が良いかなと思います。ただ、やはり交換しますと修理金額も高くなってしまいますので、少しでも安くするには傷埋め補修となります。

最後にショルダーベルトは布地がボロボロになっていましたのでご希望通りの交換となります。

このようなご提案の結果、ショルダーベルトは布地交換で、それ以外はリカラー&傷埋めで対応する事になりました。

ステッチ残しは選択オプションです

革色とステッチ(糸目)色が違う場合、気にせず色付けをしてしまう事も可能ですし、ステッチは残して色付けをする事も可能です。

気にせず色付けをした場合にはステッチにも塗料が付着する為に、今回のバッグで言えば白い糸が茶色に染まってしまいます。

ステッチがバッグのアクセントとなっている場合は、ステッチ残しをしないと雰囲気が変わる事もありますのでご注意下さい。

修理前のエルメスエブリン

まずは修理前のエルメスエブリンを写真にてご紹介します。

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エルメスエブリン修理前_ショルダー

かなりの使用感が出てしまっていますが、縁周りの革のスレや破れは気になってしまいます。

特に破れは3~4cmくらいありまして、このまま放置していると破れが広がったり革が乾燥してしてしまいパリパリになってしまう可能性があります。

ショルダーベルトは付け根部分は革でして、この部分は問題なく布地だけがボロボロになっています。

修理後のエルメスエブリン

では次に修理後のエルメスエブリンを写真にてご紹介となります。

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エルメスエブリン修理後_ショルダー
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如何でしょうか?

特に破れてしまっている部分はほぼほぼ分からないくらいに仕上がったかと思います。

また、縁周りのスレ傷もなくなり、全体的にしっかりと色が入った事で見た目が良くなりました。

ショルダー部分の布地は交換しておりますが、特に違和感がないくらいの代替品にて対応をしております。

エルメスバッグ修理のまとめ

今回はエルメスのバッグを修理しましたが、やはりどのバッグでもスレ傷や破れがありますと見た目が気になりますし、バッグとしても革の劣化を早める原因となってしまいます。

スレ傷程度であればまだまだ使えると思っている方もいますが、革は基本的に一番外側にはコーティングが施されていて革を守っています。

スレた状態はコーティングはなくなっている状態になりますので、革が乾燥して固くなったり今回のように破れてしまったりと言う事が起こるかも知れません。

せっかく気に入って購入したバッグなのですから、長く使えるように是非専門店にて修理やメンテナンスをして頂く事も大切になります。

過去のブログ等も参考にして頂いて修理をご検討して頂ければと思います。

※上記に価格が記載されている場合は以前の価格体系の場合がございます。(過去のブログの為。) 最新の価格体系(参考価格)はメニュー・料金表をご確認下さい。

 

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