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ブランドバッグの内側トラブルは内装交換で解決!

ブランドバッグの内側トラブルは多いようですね。今回はそんな内側トラブルについて書きたいと思います。

色々と原因はあるのですが、なかなかご自身で簡単に直せないのが実情です。

ブランドバッグの内側トラブルって?

  • 内側のべたつき
  • 内側の剥がれ
  • 内側の破れ

ざっくりと3つ書きましたが、他にも汚れだとかシミだとかもあります。クリーニングと言う手もありますが、今回書いた3つはクリーニングでは対応出来ないトラブルです。

「べたつき」これは内側に合皮が使われていて、経年劣化や加水分解により合皮がべたついてくる現象となります。

えっ!?革じゃなかったの?と思われる方もいるかも知れませんが、ブランド品でも多くの合皮が使われています。特にご依頼の多いのはGUCCI(グッチ)やCHANEL(シャネル)などです。

このべたつきは抑える事は出来ません。出来たとしてもほんの一時凌ぎにしかなりませんので交換が最善の方法となります。

「剥がれ」についても上記同様です。ボロボロと剥がれてくる場合は間違いなく合皮です。これも交換が最善の方法となります。

「破れ」については本革でも布地でも合皮でもあり得るかと思いますが、場所によっては部分補修も可能な場合もあります。ですが、同じ生地ではない場合がほとんどですので費用対効果を考えて頂ければと思います。

内側が合皮の場合、ほぼ交換しか方法はなし

合皮は単価が安いのでブランドバッグにも良く使われています。

ですが、本革と比べれば耐久年数が短く、劣化すると使う事も出来ないのがデメリットです。劣化のサインとしはべたつきや剥がれがあります。

合皮と本革の違いですが、

「本革」は動物の革を使った素材になります。

「合皮」は土台が布地や不織布(マイクロファイバー)となり、その上に合成樹脂を塗布した素材になります。

この合成樹脂が劣化するとべたつきが発生してバッグの内側は不快感満載になり、布地と合成樹脂の接着が弱くなるとボロボロと剥がれてくる現象が発生します。

また、この合成樹脂も大きく2つに分かれ、ポリウレタン系は高温多湿に弱く日本の環境には不向きとも言える特性があります。PVC(ポリ塩化ビニル)系は接触した状態で保管していると張り付いてしまいます。購入時にポリなのかPVCなのかの判断までは出来ないと思いますが、そんな特徴がある事くらいは覚えていると購入時のお役に立つかもしれませんね。

このような素材ですので耐久年数は比較的短く、仮にもう一度樹脂塗料にて補修をしても直ぐに剥がれてしまったりべたつきが再発する可能性が高いです。ですので交換するのが最善の策となり、交換する場合もまた合皮にするとおなじトラブルが数年後に発生してしまいますので布地または本革へ交換となります。

ちなみに最近では合皮シートと言われる補修グッズもあります。剥がれの場合はとりあえずこれを貼り付けて置けば安価でご自身でも補修出来るのでは?と思った事もあります。実際やってみましたが、より剥がれてしまう事になり断念しました。結局剥がれやすくなっている部分にシール状の補修シートを貼るので、その接着の方が強くて元の土台が剥がれてしまうのです。この合皮シートを使うのはまだ劣化していない部分に貼るのには有効かと思います。

 

当店の内装交換修理事例

それでは今回修理したバッグで内装交換をご紹介します。

バッグはGUCCI(グッチ)となります。外観はまだまだ使える状態です。

ちなみに、GG柄部分ですがここも本革ではありません。

内側ですが、今回は合皮ではなく布地が元々の素材となります。

部分的に破れてしまったようですが、内装の生地としてはちょっと頼りない感じの素材ですので、これをシャンタン生地への交換となります。

生地色はお客様に選んで頂いております。

内装の形状はもちろんそのままで、ファスナーとブランドタグは流用しております。

今回は布地でしたが、合皮の場合でも同様の修理となります。

外装はまだまだキレイなので使いたいけど、内装がボロボロで使えないと思っているバッグはありませんか?このような修理をする事でオシャレアイテムが増えるかなと思います。

是非、同様のトラブルがあれば一度ご相談下さい。

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