今回ご紹介するのは、シャネルのエナメルトートバッグの変色修理です。
こちらのバッグは元々青色のエナメルでしたが、経年による変色によって全体的に緑色へ変化していました。お客様からは「できるだけ元の色に近付けたい」とご依頼いただき、変色修理プランにて対応しました。
シャネルのエナメルバッグが青から緑へ変色






エナメル素材は、一般的な革とは異なり、表面のコーティングによって独特の光沢や質感が生まれています。一方で、長年の使用や保管環境などによって、エナメル特有の変色が起こることがあります。
今回のバッグも、元々は青色でしたが、修理前は全体的に緑がかった色へ変化していました。
特にエナメル製品の変色は、元の色に近付けるのが難しいですが、エナメル特有の透明感や光沢を考慮しながら、仕上がりの色を調整する必要があります。
今回は、変色した状態から元の青色に近付けることを目的として修理を行いました。
本体だけではなく、エナメル部分をまとめて修理
このバッグは、バッグ本体だけでなく、持ち手や内側上部の一部にもエナメルが使用されています。
今回の修理では、エナメルが使用されている部分(本体・持ち手・内側上部のエナメル部分まで)、すべてまとめて修理しました。
エナメルバッグは、いくつかのパーツを縫い合わせて作られています。今回のバッグのように通常時に見える部分は一緒に修理した方が修理後の見た目も良くなります。同じバッグの中で色味が違ってしまうと仕上がりの違和感につながります。そのため、各部分の状態を確認しながら、全体のバランスを見て色を合わせていきます。
内側の革部分はそのまま残し、色の参考に
今回の修理で色のポイントとなったのが、バッグ内側の革部分などです。

内側の革部分については修理せず、元の状態をそのまま残しました。そして、その革部分の色やコバ(赤い矢印)部分を参考にして、エナメル部分の色を調色しています。
変色してしまったエナメルだけを見て元の色を判断するのは難しい場合があります。今回のように、同じバッグの中に比較的元の色を確認できる部分が残っている場合は、それを参考にしながら色を調整することができます。
シャネルのようなブランドバッグでは、単純な「青」や「緑」といった色だけではなく、実際の製品が持つ微妙な色味を考慮することが大切です。
変色したエナメルを元の色に近付ける
今回の修理では、変色して緑色になっていたエナメル部分を調整し、元の青色に近い色味へ仕上げました。







エナメルの色は、光の当たり方によっても見え方が変わります。そのため、作業中は色だけを見るのではなく、仕上がりの光沢感や全体のバランスも確認しながら進めています。

修理後は、変色によって緑がかった印象になっていたバッグが、元の青色をイメージできる色味へと戻りました。
シャネルのエナメルバッグの変色でお困りの方へ
「以前はきれいな色だったのに、いつの間にか色が変わってしまった」
「エナメルバッグが黄ばんでしまった」
「青だったバッグが緑っぽくなってしまった」
このようなエナメル製品の変色は、状態によって修理方法や仕上がりが変わります。
また、エナメルは通常の革の補色とは異なるため、変色の程度や素材の状態を確認したうえで、適切な方法を選ぶ必要があります。
革生活では、今回のようなエナメルバッグの変色修理や、エナメル製品の色補修・カラーチェンジなどにも対応しています。
シャネルをはじめ、ルイヴィトンなどのブランドエナメルバッグについても、状態を確認したうえで修理方法をご案内しています。
変色してしまったエナメルバッグを「もう使えない」と諦める前に、ぜひ一度ご相談ください。
今回の修理内容
- ブランド:CHANEL(シャネル)
- 製品:エナメルトートバッグ
- 修理前:青色から緑色へ変色
- 修理内容:変色修理プラン 選択オプション:持ち手対応、内側対応
- 施工箇所:バッグ本体・持ち手・内側上部のエナメル部分
- 内側の革部分:修理せず、そのまま使用
- 調色:内側の革部分の色を参考に調整
※エナメルの変色状態や素材の劣化具合によって、仕上がりや修理方法は異なります。まずは現在の状態を確認したうえで、お見積りをご案内いたします。