エナメルのバッグや財布をお持ちでしょうか?
購入時と色が変わってしまった!もしかして日焼けしてしまった!?
とお考えの方は多いかと思います。当店のブログをお読みの方は分かるかと思いますが、実は、、、
エナメルの特性で「黄変」があるのです。
その名の通りで、エナメルは元々透明の膜なのですが、経年劣化や湿度や温度の変化によって黄色く変色を起こしてしまいます。
元々白いエナメル財布もご覧のようにベージュっぽく変化してしまいます。
こちらも元々白いエナメルバッグですが、黄色っぽくなってしまい、さらにはムラがあるような色合いに。。。
残念ながらこの「黄変」を防ぐ手段はありません。エナメルの特性なので・・・。
でも高価な商品だったのでもっと使いたいとお考えの方は当店の染め直し修理をご検討頂ければと思います。
エナメルの色変化は日焼けではなく「黄変」です
一番上のコーティングがエナメル塗料ですので元々無色透明です。
それが黄変する事により黄色いフィルムを貼ったような色合いに変化してしまいます。
白は黄色やベージュに。
ベージュは色合いがより濃くなります。
青は緑に。
シルバーはゴールドに!
色彩感覚がある方には分かるかと思いますが、元々の色に黄色を混ぜたような色へと変化してしまいます。
これはエナメル内部で起こっている現象ですので、表面上を拭いても何しても戻る事はありません。そして残念な事にメーカーに相談しても修理対象外の現象になります。
当店の染め直し修理をご検討下さい
それでは当店でのエナメル修理をご紹介致します。
当店では現在のエナメル膜の上に色付けをして、その上にエナメルコートする事で色艶を復活させております。エナメルの艶はエナメル塗料でしか再現が出来ません。修理店の中にはエナメル塗料は難易度が高い為に別の艶出しをしている所もあるようですのでご注意下さい。
まずは先程紹介した財布を元々の白系に戻した写真です。
このような仕上がりになります。
続きまして、元々の色に戻してもまた変色するならば、黒にカラーチェンジしたい!
と言う方からの修理依頼ですと、
このようにカラーチェンジしてしまう事も可能です。
黒にすると日焼けや黄ばみが出る事はないの?
残念ながら黒にしても「黄変」は起こります。
先程から書いているように色により変化をしている訳ではなく、エナメル膜が変化している為です。
ですが、黒や濃い色の場合はその変化が目立ちにくいメリットはあります。また、日焼けや黄ばみと呼ばれる「黄変」ではありませんが、色移りをしてしまったエナメル製品の修理ではカラーチェンジをオススメする場合もあります。(色移りした色がかなり濃い場合など)
全てが全てカラーチェンジをオススメする訳ではなく、費用の関係もありますので内側はそのままでも良ければその分お安くなります。
同じようなお悩みがあれば是非ご相談下さい。