今回ご紹介するのは、グッチ(GUCCI)のレザーローファー修理です。グッチの靴はクラシカルなデザインと上質な革を用いた仕立てで、多くのファッション愛好家に支持されています。特にゴールドチェーン付きのローファーはブランドを象徴するデザインのひとつで、長く愛用されている方も多い人気アイテムです。
しかし、革靴は履いていくうちにどうしても汚れ・色あせ・傷が目立ってきます。今回お預かりしたグッチのローファーはクリーム色のレザーで作られた上品な一足でしたが、全体的な汚れや使用感、さらにつま先部分の革剥がれが大きな悩みとなっていました。
修理前の状態
お客様からお持ち込みいただいたローファーは、以下のような状態でした。
- 全体に黒ずみや色あせが見られ、クリーム色がくすんでいる
- 履きジワや摩擦による使用感が強い
- つま先部分の革が剥がれてしまっている
- ソール周りにも軽い擦れがある
淡い色の靴は汚れが目立ちやすく、特にクリームやホワイト系のレザーは長く履いているとどうしても黄ばみや黒ずみが残ってしまいます。また、つま先は最もダメージを受けやすい部分のため、革が剥がれやすく見た目の印象を大きく損ねてしまいます。
修理前の状態写真は下記でご紹介しております。
修理内容|リカラー&つま先の傷補修
今回の修理では、お客様から「元の色に近いクリーム色に戻して欲しい」とのご要望をいただきました。そのため、全体のリカラー(再染色)とつま先の傷埋め補修を組み合わせて施工しました。
修理工程は以下の通りです。
- 靴全体のクリーニング:古い汚れやワックスを丁寧に除去
- 下地調整:表面のキズや凹凸を整え、塗料が定着しやすい状態に
- つま先の傷補修:専用の補修材で革の剥がれを埋め、平滑に仕上げる
- リカラー作業:元のクリーム色に近いオリジナル調色を行い、全体に均一に塗布
- トップコート仕上げ:艶と強度を確保し、美しい質感を長持ちさせる
リカラーは単に色を重ねるのではなく、革本来の質感を活かしながら自然な風合いを再現するのがポイントです。特にグッチのような高級ブランド靴は、上質な革の表情を損なわずに施工することが大切です。
修理後の仕上がり
修理後の状態をご紹介しますが、左右で修理前後を見やすいようにしました。左側が修理前で右側が修理後となります。
修理後のローファーは、全体のくすみが消え、明るいクリーム色が美しく蘇りました。つま先の革剥がれも補修材で目立たなく処理され、自然な仕上がりに。お客様からも嬉しいお言葉をいただきました。
特にゴールドチェーンとのコントラストが際立ち、ブランドの持つ高級感がさらに引き立つ仕上がりとなりました。フォーマルにもカジュアルにも合わせやすい一足として、再び活躍できる状態になりました。


これはつま先剥がれのアップ写真となります。靴の剥がれは意外と目立ちますので、このような剥がれでも修理が出来る事を知ってもらえればと思います。
革靴リカラーのメリット
「革靴 リカラー」や「靴 修理」を検討されている方にとって、今回のような施工には次のようなメリットがあります。
- お気に入りの靴を長く愛用できる:買い替えせずに再び履ける状態に
- 見た目が大きく改善:汚れや色あせをリフレッシュ
- つま先などのダメージ補修:見た目の印象が一新
- コストパフォーマンスが高い:新品購入より費用を抑えられる
- サステナブルな選択:廃棄を減らし環境にも優しい
グッチの靴修理をお考えの方へ
今回のようなグッチ ローファー修理はもちろん、スニーカー、パンプス、ブーツなど様々なアイテムの修理やリカラーが可能です。ブランド靴の修理には専門的な知識と技術が必要ですが、適切に施工することで高級感を損なわずに美しく仕上げられます。
「全体的に色がくすんできた」「つま先やかかとが傷んでいる」「買い替えるしかないと思っている」といったお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。修理によって思い出の靴を再び活躍させることができます。
まとめ
今回のグッチ ゴールドチェーン付きローファー修理では、全体のリカラーとつま先の傷補修を行い、くすんでしまったクリーム色を美しく蘇らせました。革靴は履いていくうちに必ず劣化していきますが、適切な修理を行うことで再び長く愛用することができます。
「グッチ 靴 修理」「革靴 リカラー」「ローファー 傷直し」などで検索されている方は、ぜひ修理サービスをご検討ください。大切な一足をもう一度輝かせるお手伝いをいたします。