今回は皆さんご存知のハイブランドよりエルメスバッグ修理をご紹介となります。
少し前にバーキンのカラーチェンジ修理もご紹介しておりますが、色を変える訳ではなく同じ色でスレ傷や色あせを補修する染め直しでの対応になります。
染め直し修理前のバーキン
まず最初にバッグの状態をチェックいたします。
写真では黒っぽく見えますが、実際はネイビー系です。ブランドカラーですとブルーインディゴかなと思います。
全体的には大きな傷みはなく、細かいスレ傷が多いです。特に底角は写真でも確認出来ます。内側もスレた跡が見受けられます。
バーキン修理依頼内容
お客様からの修理依頼内容は「全体のメンテナンス」となります。染め直しも込みで全体的に綺麗にして欲しいと言った希望になります。
当店ではリカラープラン（元の色に近付ける修理）になります。
リカラープランはバッグ本体外側のみが修理対象ですので、その他にも選択オプションをプラスして最終金額が確定となります。
例えば、革色とステッチ色が違いステッチの色は残したい場合はステッチ残しオプションが必要になりますし、染め直す部分がバッグ内側も必要であれば選択オプションの内側対応が必要になります。
何のオプションがあるのかはバッグの状態（劣化や破れ等）や構造（持ち手の有り無しや蓋の有り無しなど）によって変わってきますので、修理したいバッグや財布の写真を撮ってメールやＬＩＮＥでご相談頂ければお伝え致します。
仮見積りやご相談は無料ですのでお気軽にどうぞ！
染め直し修理後のバーキン
それでは染め直ししたバーキンを写真にてご紹介致します。
角スレはほぼ目立たない状態になっていると思いますし、色についても全体的にムラなく仕上がっております。
内側の写真を見ると分かりますが、いくつもあったスレ傷はほぼ分からない感じになったのではないでしょうか。
ちなみにブランドロゴ付近も色付けをしておりますが、、、
勿論ですがしっかりとロゴは残しての対応をしております。
バーキン修理のまとめ
エルメスで基本合皮を使う事がない（予想）と思いますので、内側も本革仕様になっております。
ですので、内側も染め直しする事が可能です。
一方ルイヴィトンやシャネルなどは外側が本革で内側は合皮の場合もありますので、本革ならば染め直し可能ですが合皮ならば不可or張替えとなります。
今回の修理（メンテナンス）は割と大きな傷み等がない状態でのご依頼でしたので、仕上がりもその分良くなります。
修理に出すのはもう少し傷みが出てからにしようかなとお考えの方は、早めに出した方が状態よく仕上がりますので早めのご依頼をご検討下さい。
新品が１００％とすれば、８０％くらいでご依頼頂くと９０～９５％くらいまで綺麗な状態に仕上げる事が出来ますが、５０％を９０％にする事はほぼ不可能で、どうしても修理痕が残ってしまったりダメージが酷い部分は違和感が残ってしまう事になります。
今回はエルメスのバーキン染め直しについてでした。
それでは皆様からのご依頼やご相談をお待ちしております。
