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革財布の色落ち|修理やメンテナンス事例のご紹介

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革財布の色落ち|修理やメンテナンス事例のご紹介

革財布の色落ちと言っても色々な事象がありますが、良くあるご相談としては

  • メンテナンスの失敗
  • 経年劣化
  • 道路に落とした(何処かに擦ってしまった)

などがあります。

特にメンテナンスの失敗は多いご相談ですが、革財布にある汚れやシミをどうにか簡単に落そうと試みて・・・と言う方が多いです。

その中で、「消しゴム」「除光液」で落とそうとして失敗した。さらに酷い事になった。こんな事があります。

ネット上の情報は全てが当てはまる訳ではない!

「消しゴムで表面を擦ると汚れが落ちた!」

確かにそのような書き込みがあるのは事実ですが、それが当てはまるのかどうかは分かりません。

消しゴムは革との間に摩擦を起こし、表皮を傷めてしまったり、塗料がぼやけてしまうなどのトラブルがあります。

恐らく書き込んだ方は綺麗になったのでしょうが、消しゴムレベルで落ちるのであれば革用クリーナーで落ちると思われます。確かにクリーナーを買うよりは持っている消しゴムでキレイになった方が費用も掛かりませんが、リスクが伴いますので注意が必要です。

「除光液で汚れが落ちた!」

さらに多いトラブルはこのパターンです。マニキュアを落とす為に使われる除光液ですが、「落とす」と言うキーワードから汚れも落ちると想像される方も多く、落ちない汚れも落としてくれるイメージがあります。

でもこれは絶対にダメなメンテナンスです。

除光液は「落ちる」と言うよりも「溶かす」為にあり、元々の塗料も一緒に溶かしてしまいます。

当店でも修理上、除光液と近い成分の溶剤を使用しておりますが、これで拭けば塗料は落ちますし、やり過ぎれば表皮を傷めてしまいます。

当店の修理事例では何度も除光液のトラブルを掲載しておりますが、なかなかなくならないトラブルの1つですのでご注意下さい。

使い込んだ革財布をキレイに修理致します

革製品は使い込めば次第に塗膜が剥がれて色落ちしてきます。

こんな感じですね。

これはPRADAのサフィアーノ財布ですが、表面に細かい凹凸がありますのでどちらかと言えば塗膜が剥がれやすい感じです。

ここまで色落ちしてしまうと元の色が分からないくらいですが、内側はまだそれ程色落ちはしていませんでしたので、内側に合わせて染め直し修理をすれば見た目もかなり改善されます。

当店で修理すれば、、、

こんな感じになります。

いやいや、色が全然違うじゃん!と思われた方もいると思いますが、

内側との比較写真です。それ程違和感はないはずです!

※外側のみ修理のお写真となります。光の加減により色味が異なって見えますがご了承下さい。

逆側もこんな感じですが、

どうでしょうか?

これが色落ちした革財布の染め直しや補色と言った修理になります。

ご自身のメンテナンスではここまで出来る事はないかと思いますし、これならば修理に出す価値はあるかも!と思って頂ければと思います。

勿論新品を買って心機一転するのも良いとは思いますが、愛着ある財布をキレイにして使い続けるのもエコになりますし、さらに愛着ある財布になるのではないでしょうか。

革財布の色落ち修理では状態により修理価格が違う場合も。

一応ホームページ上は「財布」と言うジャンルで一括りにしておりますが、形状や素材や現在の状態により変動する場合があります。

例えば縁や角に破れがある場合や、柔らかい素材(ラム・カーフ等)などで違いが出てきます。

ただ補色してくれれば良いとの話もありますが、その財布に合った修理方法を考えての見積り・修理となりますのでご理解下さい。

まずはメールやLINEにて現状の写真を送って頂き、仮見積りをして頂ければと思います。

※上記に価格が記載されている場合は以前の価格体系の場合がございます。(過去のブログの為。) 最新の価格体系(参考価格)はメニュー・料金表をご確認下さい。

 

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