エナメル製品の修理をご紹介

ルイヴィトンやシャネルなど、ハイブランドからも多くのラインがある「エナメル」の修理についてご紹介となります。

いきなりですが、修理前と修理後を写真でお見せします。

エナメルが変色して緑っぽく。。。

内側の色に合わせて元の青へ！

このようにエナメル部分のトラブルでも当店では修理が可能でございます。

なぜエナメルが緑っぽくなったのか

何度もブログには書いておりますが、エナメルは「黄変」する特性を持っています。

黄変とは、その字の通り黄色っぽく変色してしまう事でして、元々透明なエナメル膜が黄ばんでしまう為に、

青　ｘ　黄色　＝　緑！！！

となってしまいます。

もちろん、これはエナメル部分だけですので、内側などエナメルではない部分は元の色のままとなります。

もう一度近い色で色付けをする

写真の修理後は、内側の色を参考にして色作りをしまして、エナメル膜の上に色付けをしております。

さらにエナメル感は損なわないようにエナメル塗料にてコーティングをしております。

これがエナメル塗料ではないと、少し光沢が落ちていたりしますが、当店ではしっかりとエナメル塗料を使っての修理をしております。

エナメルの黄変は防げない？

エナメルが今回ご紹介する財布のように変色してしまうのを防ぐ方法はございません。

これは先にも書いた通りエナメル塗料の特性となりますので大事に保管していても、日焼けしないようにしていても、毎日お手入れをしていてもいづれ起こってしまう現象となります。

そして、当店で修理した場合でもエナメル塗料にてコーティングをしている為、いづれ同じように変色する可能性はございます。

但し、日本製のエナメルですので日本の気候や湿度を考慮して作られていますので多少の違いはございます。

※決して黄変しない訳ではありません。

エナメル財布の修理後をご紹介

それでは他の角度からの修理後写真をいくつかご紹介致します。

このような修理となります。今回の財布は「パール加工」も施しております。

ちょっと写真では分からないかもですが、最後の写真なら何となく分かるかと思います。

ヴェルニの財布やバッグには色々な色が出ておりますが、多くは「パール」が入った色となりますので、少しでも近付けるようにオプションとしてパール加工をご提供しております。

エナメル修理事例のご紹介

他にも同じようなエナメル修理のブログをいくつか載せていますのでご紹介致します。

他にもかなりの修理事例をご紹介しておりますので参考にして頂ければと思います。